景気後退が鮮明になる中、公務員や公認会計士などの資格取得を
目指す学生が増えている。
企業倒産の増加や、来春採用予定者の内定取り消しなどを見て、
学生が安定志向を強めているためだ。
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今日のCONTENTS
1.資格取得の状況
2.公認会計士の就職状況
3.お知らせ
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1.資格取得の状況
資格学校大手のTACでは、 4−11月の公務員試験講座の
受講者数が、前年同期より約3割増えました。
公認会計士講座の受講者数も4−9月で約1割増えました。
早稲田経営出版では11月以降、派遣社員が簿記や社会保険労務士
講座を申し込む例が目立ってきたそうです。
一方、金融危機や不動産市況悪化の影響で
ファイナンシャルプランナー(FP)や不動産関連の資格講座は
受講者数が減っています。
早稲田経営出版では、宅地建物取引主任者と不動産鑑定士講座の
新年度申込者数がそれぞれ前年より2割減少。
TACも4−9月の不動産鑑定士の受講者数が前年同期比12%
減少しました。
FPや証券アナリストなど金融系の資格講座も不調だそうです。
景気が悪くなると学生が安定志向を強め、公務員の人気が
高まるようです。
公認会計士も不況に強い業種と言われており、景気後退を受けて
人気が高まっているようです。
今日は、公認会計士試験の合格状況と就職状況を見ていきます。
2.公認会計士の就職状況
公認会計士試験の合格者と合格率の推移は以下のとおりです。
2003年 1,262人( 8.4%)
2004年 1,378人( 8.4%)
2005年 1,308人( 8.5%)
2006年 3,108人(14.9%)
2007年 4,041人(19.3%)
2008年 3,625人(17.1%)
これを見ると、2006年から合格者が急増しているのが分かります。
これは、日本公認会計士協会が合格者増加の方針を打ち出し、
2006年から試験制度が変更になったからです。
今までは、一度に全科目合格しなければならなかったのが、
科目別合格制に変更になったのです。
合格者増加の背景としては、監査法人の人手不足のほかに、
人数を増やして政治力を強くしたいということがあったものと
思われます。
試験合格後の進路ですが、圧倒的に多いのが監査法人への就職
です。
その中でも4大監査法人に多数の人が就職します。
2008年の4大監査法人の採用状況は、
新日本655人、トーマツ480人、あずさ640人、あらた275人、
計2,060人となっています。
中小監査法人に就職する人もいますが、この数字を見ると
試験に合格しても就職できないケースがあるようです。
合格者の増やし方が極端に見えます。
もう少し絞り込む方がよかったのではないかと思ってしまいます。
監査法人は人手不足の状態が続いています。
今は、四半期決算の導入や内部統制制度がの本番スタートを控えて
人が足りない状況です。
内部統制制度が導入され、落ち着いてくれば人が余るのでは
ないかとの懸念がありました。
しかし、追い風が吹きました。
それは「国際会計基準」です。
国際会計基準はどうなるか分かりませんが、導入を見据えて
人員増を検討したり、専門部署を立ち上げたりしている
ようです。
しかし、いつまでも人手不足の状態が続くわけではないと
思います。
そのときはどうするんでしょうか?
国際会計基準の次に何かが出てくるかもしれませんが・・・。
これだけ大量採用すれば、監査法人に入ってからも大変です。
全員が順調に出世できるわけではありません。
資格を取れば安泰というわけにはいかないのです。
3.お知らせ
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