2011年11月13日

決算5年分を訂正 オリンパス、自己資本減少へ

日本経済新聞 2011.10.13( 1面)

オリンパスが証券投資の損失を隠していた問題で、同社が
過去5年分の決算を訂正する方針を固めたことが明らかになった。
訂正する決算に関わった2監査法人に12日までに監査を依頼した。

決算訂正後は現在開示されている財務諸表のうち、自己資本や
買収によって生じた「のれん」が減少する見通しだ。

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今日のCONTENTS

1.新聞報道の更新
2.決算訂正

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1.新聞報道の更新

前回に引き続き、オリンパスの記事です。

オリンパスの損失隠しの問題で、東京地検特捜部、警視庁、
証券取引等監視委員会
の3者が合同で実態解明を進める方針を
明らかにしています。

合同で解明作業にあたるのは異例なことだそうで、この問題の
重大さを物語っています。
焦点は、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の
疑いです。

その他、損失隠しのために預金を水増ししたとの報道があり
ました。
預金の水増しが、何故長期間発覚しなかったのか?
監査法人は本当に気付かなかったのか?
などの疑問が残ります。

また、「飛ばし」を繰り返していたとの報道もありました。

何せ20年間にわたって表面化しなかった話なので、分からない
ことだらけですが、全容解明に期待します。

2.決算訂正

前回の記事で、12月14日までに四半期報告書を提出できなければ
上場廃止になると記載しましたが、過去の決算を訂正することが
前提となります。
オリンパスは、12月14日に間に合うように、過去5年分の
有価証券報告書を訂正する方針を固めたようです。
なお、有価証券報告書や四半期報告書は財務局に提出することに
なります。

決算訂正の内容は、損失分の早期計上、のれんの減少が予想され
ますが、これらにより自己資本が減少することになります。

いずれにしろ、3者の合同調査が終わらないと決算を確定でき
ないので、12月14日の提出が間に合うかどうかは現時点では
分かりません。

この一連の騒動で株価は連日ストップ安。
11月11日の終値は460円で、1カ月前の2,423円と比べて
81%の下落となっています。

一方、内視鏡やデジタルカメラなど主力製品の販売は堅調で、
今のところ損失隠しの影響は出ていないようです。

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バックナンバー

2011.11.11 オリンパス損失隠し

参考書籍

粉飾決算企業で学ぶ実践「財務三表」の見方 (KINZAIバリュー叢書)

文庫 マンガ 不正会計の真実――粉飾決算は終わらない (PanRolling Library)

粉飾の論理



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posted by yamataka at 09:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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