2012年12月13日

IFRS「有形固定資産・無形資産」修正案を公表

2012年12月4日、国際会計基準審議会(IASB)は、IAS第16号「有形固定資産」
及びIAS第38号「無形資産」の修正案を公表しました。

2013年4月2日までの期限で意見を求めています。

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今日のCONTENTS

1.「有形固定資産・無形資産」の修正案について
2.IFRSを通じて学ぶこと

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1.「有形固定資産・無形資産」の修正案について

IAS第16号とIAS第38号は、ともに、「資産の将来の経済的便益が企業によって消費されると
予測されるパターン」に基づき償却を行うことを規定しています。

修正案は、償却を行うにあたり、収益を基礎とした方法を使用しないようにすることを明らか
にしたものです。

なぜなら、収益を基礎とした方法は、経済的便益が資産から創出されるパターンを反映するも
のであって、経済的便益が資産から消費されるパターンを反映するものではないからです。

非常に難しい言い回しで、何を言っているのかよく分からないと思います。

簡単に説明すると、売上に応じて償却するのはダメで、使用実態に応じて償却しなさいという
ことです。

なお、原文を読みたい方は、こちらをご参照ください。

2.IFRSを通じて学ぶこと

IFRSについては、強制適用がいつになるかわからず、トーンダウンしてきた感はあります
が、IFRS対応を通じて得られるものは必ずあります。

今回は、個人のスキルという観点でIFRS対応から得られるものを見ていきます。

単にIFRSの知識が身につくということだけではなく、最も大きいのは論理的な思考力を身
につけることができるということではないでしょうか。

IFRSは原則主義と言われています(今後は細則主義に近くなる可能性はありますが)。
したがって、会計方針の選択にあたり、何故その方針を選択したのか、何故その方針が
妥当なのかを論理的に説明する必要があります。

こういったことを考えることによって、論理的な思考力が身につきます。例えば、収益認識に
おいて、今までは当たり前のように出荷基準を採用していたとしても、IFRSではどの時点
で収益を認識するのが妥当なのかを考えなければなりません。

たとえすぐにIFRSを導入しなくても、こういった経験は財産になることでしょう。

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バックナンバー

2010.10.22 IFRS個別論点1 有形固定資産(IAS第16号)

参考書籍






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posted by yamataka at 00:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際会計基準 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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