2013年01月27日

のれんについて(1)

最近、日本経済新聞に「M&Aの副産物 のれんの正体」と題して、「のれん」に関する記事
が掲載されました。

当ブログでも「のれん」について取りあげたいと思います。

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今日のCONTENTS

1.のれんとは?
2.何故のれんが生じるのか?

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1.のれんとは?

会計用語で「のれん」という言葉がよくでてきますが、「のれん」とは一体何のことでしょう
か?

簡単に説明すると、合併・買収時における、買収された企業の純資産の額と買収価額の差額と
いうことになります。

一般的には買収価額の方が高い場合が多いですが、そのときに連結貸借対照表上は、資産側に
「のれん」が計上されることになります。

資産側に「のれん」を計上している会社があれば、純資産よりも高い金額でM&Aを行ったと
見てほぼ間違いないでしょう。

2.何故のれんが生じるのか?

では、何故のれんが生じるのでしょうか?

買収される企業の貸借対照表上の純資産が必ず公正価値を表すのであれば、のれんは発生しま
せん。純資産と公正価値が乖離しており、売り手はできるだけ高く売りたいという意識がはた
らくので、実際の買収価額が釣り上がり、のれんが発生するのです。

一方、買い手は純資産より高くても将来利益を出せるから十分に採算が取れると判断し、売買が成立します。

実際、それが高い買い物だったかどうかは、買収後の業績如何です。

業績不振だった会社が、親会社が変わったことによって経営再建に成功した例もあります。そのようなケースはM&Aの成功例と言えるでしょう。

逆に買収後も業績不振で、M&Aが失敗に終わったケースもあります。高値でつかまされてだまされたという見方もあるでしょうが、最終的に合意した金額で買うという意思決定をしたのですから人のせいにすることはできないでしょう。

このようにM&Aで成功したケースもあれば失敗したケースもあります。

では、「のれん」についてどのような会計処理をするのかについては、次回説明することにします。

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参考書籍





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タグ:のれん
posted by yamataka at 13:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 連結財務諸表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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